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2017年7月15日 (土)

アリス×アリス17

校内にあるパイプオルガンのある建物に来ていた。
しかし、先客がいた。ピアノ同好会の人々が練習をしていた。
どうすれば良い?弾かせてもらう?違う目的は前学園長に会う事であって今弾いても意味が無い。
ピアノ同好会がここに居るということは音楽室のピアノは空いているはず、行ってみる価値はありそうです。
音楽室は静かだった。ここならばきっと……。
私はピアノに向かい弾き始める。

名も無き曲を奏でる。込める想いは『再会』されど鏡であるアリスの指が上手く動かない。
私は涙を流しながら弾き続ける。
届いてこの音色が前学園長の心に……。
弾き終わり音楽室が静まり返っていく。
ダメかと思った瞬間
一人の拍手が聞こえる。
前学園長だ。私は顔がくしゃくしゃになるまで泣いていた。
そして、事の経緯を話すと前学園長は
「それは、『時』の精霊のイタズラかもしれない。本当は術を解き自由にさせてあげるのが一番なのだろうが……仕方ない、このビスケットをその『時』の精霊にあげてみてはどうだろう?」
前学園長は小さな小箱を取り出す。
「これは?」
「召喚した悪魔や邪神など強暴なモノと仲良くなれる特別な物です」
「ありがとうございます」
私は急いで家に帰った。
「おぉ、そのビスケットは!!!」
シータは小箱を見るなりはしゃぎ出した。
何かドっと疲れが出た。
私は魔法陣を書くとハーブの召喚を試してみた。

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